買った機器が自分の環境で動かなかったとき、つらいですよね…。時間的にもお金的にも。そこで「この組み合わせで動いた・動かなかった」という実体験を、メーカーやジャンルを横断して集めるサイト「CompatRigs(コンパットリグス)」を作りました。今回はこのサイトを作った理由と、これからやりたいことのお話です。

作った経緯
きっかけは、僕のRaspberry Pi 5でNVMe SSDが認識されたりされなかったりした事象です。起動するたびに認識されるかどうかが変わって、SSDだと思って書き込んでいたデータが実はSDカードに入っていて、SDカードがいっぱいになるということもありました。。
SSD自体はPCにつなぐと普通に動くので、ケースのアダプタなのか、ケーブルなのか、Pi5本体なのか分からず、結局別のアダプタ基板とケーブルに替えたところ認識されるようになりました。今は原因はPCIe(FPC)ケーブルだったのではと思っています。
このとき、「この組み合わせで動いた」という情報を探したのですが、まとまって見られる場所がなかなか見つからなかったんですよね。
メーカーの対応表(QVL)は、そのメーカーが試した範囲しか載っていません。ラズパイのPCIe機器ならJeff Geerlingさんのデータベースがありますが、ラズパイだけで、SSDとの組み合わせで探すことはできません。PCPartPickerは規格上合うかどうかの判定で、実際に動いたかどうかの報告ではありません。メーカーを横断して、組み合わせ単位で、「動いた」報告も集めている場所がなかったので、それなら作ってみようと思いました。
AIに聞けばいいのでは?
正直に言うと、作りながらずっと思っていたことがあります。今はAIに聞けば何でも答えてくれる時代なので、ブログやこういうデータベースを作ること自体、もう負け組なのではと。。
ただ実際にAIに「このSSDとこのアダプタは動きますか?」と聞いてみると、だいたい「メーカーの公式サイトで対応状況を確認してください」という答えが返ってきます。AIはそう言うしかないと思うんですよね。公式サイトに載っていない組み合わせについては、根拠になる情報がそもそもネット上に少ないのと、AIも責任負わされたら賠償問題になりますので、明言は出来ないと思います。
かといって通販サイトのレビューを見ても、サクラが多くて参考にしにくいじゃないですか。星5つが並んでいても、自分と同じ組み合わせで使っている人の話はなかなか見つかりません。
そう考えると、「この組み合わせで実際に動いた・動かなかった」という実体験の情報は、AIの時代だからこそ大事になってくるのではと思っています。AIが答えるための材料になるのも、結局は誰かが実際に試した記録なので。他にやり方も思いつかなかったというのもありますが、それなら僕はその材料を集める側をやってみようと思いました。
どんなサイトか
CompatRigsでは、機器の組み合わせと、それが動いたかどうかの記録1件を「リグログ」と呼んでいます。たとえば「Raspberry Pi 5 → M.2アダプタ → SSD」のように、つなぐ順に機器を並べて、結果を「動作」「設定変更で動作」「一部の機能だけ動作」「不安定」「動作せず」から選びます。

たとえば僕もPi5に2230サイズ用のアダプタ基板(Waveshare PCIe TO M.2 MINI)を付けて、KIOXIAのEG6というSSDで試した結果を登録しています。PCIeの世代をGen2にした設定では、再起動を10回繰り返して10回とも認識されました。ところがGen3にすると10回中6回しか認識されず、残りは認識されなかったりマウントに失敗したりしました。
こういう「この設定なら動く」「このSSDは動かなかった」という情報は、メーカーの対応表にはなかなか載っていないんですよね。
気をつけていることは、次のようなところです。
- 情報には必ず出典を付けます。ブログや動画から拾った情報は、元の記事へのリンクを付けて、事実だけを載せています
- 「動いた」報告も「動かなかった」報告と同じくらい大事にしています
- メーカーの仕様から推定できる注意(長さやM.2のキーなど)と、実際に試した報告は、見た目を分けています
- 画面は日本語・英語・中国語・タイ語・ロシア語に対応していて、言葉の壁をなるべくなくしたいと思っています
- 動作の保証はできません。。あくまで個人の報告を集めたものです
今のところリグログは約2,900件、製品は約6,000件です。(2026年11月時点)ただ大半は、公開されているブログや記事などから事実だけを拾って出典つきで載せたもので、実際に使った方からの報告はまだこれからという感じです。また、ロボットによる情報探索をNGとしているサイトはとても多く、そういったサイトからは収集していません。
なるべく報告はフォームから選ぶだけで書けるようにしていて、ログインも不要です。同じ組み合わせを使っている方は「私も同じ結果」ボタンを押してもらえるだけでも助かります。
これからやりたいこと
まずは「機器の相性を調べるならここ」と思ってもらえるくらい、情報を集めるのが一番の目標です。
その先は、
- 動作報告のある構成をそのまま買えるリンクや、「動作せず」の製品の隣に動作報告のある代わりの製品を出す
- メーカーさんと連携して、検証用の機材を提供してもらったり、動作確認済みのバッジを配ったりする
- AIやECサイト向けに、相性のデータを使えるようにする
といったことも考えています。AIに聞いたときに「CompatRigsでは〇件の動作報告があります」と答えてもらえるようになったら面白いなと。
また、サーバーの費用などもかかるので、サイトの運営にはアフィリエイトや広告なども活用していく予定です。ただお金が絡む仕組みを入れても、出典を必ず示すことと、広告やメーカー連携で結果や並び順を変えないことは守るつもりです。
あと個人的なモチベーションもあって、アリエクを見ていると聞いたことのないメーカーの商品がたくさんあって気になるんですよね。こういう商品はメーカーの対応表もないことが多いので、実際に動いたかどうかの情報を集めて、自分の記録としても残しておきたいなと思っています。
まだ試験運用中で、作りながら直している状態ですが、「この組み合わせで動いた!」「これは動かなかった…」という体験があれば、ぜひ書いて頂けると嬉しいです。
※この記事はAIを使って書いていますが、ベースは僕の考えや体験に基づいたものです。
Chiro Lab
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